KINTOの契約形態は大きく分けて2つあります。
それは、『初期費用フリープラン』と『解約金フリープラン』。
初期費用フリープランは通常のカーリースと同様で、下記記事で紹介しています。
ここでは『解約金フリープラン』について解説します。
その名の通り、いつでも解約金不要で解約することができるプランです。
こんな人におすすめ。
- 子供が生まれたら車を替えたいご夫婦
- 免許の返納を考えているがタイミングは未定のシニアの方
当てはまる方はぜひ読んでみて下さい。
一般的なカーリースは契約期間中に解約することはできないんだ。
KINTO『解約金フリープラン』の基本情報
KINTOの『解約金フリープラン』の基本情報は下記となります。
初期費用 | 月額リース料の5か月分程度 |
契約期間 | 3年 ※再契約2年を2回まで可(計7年) |
※ボーナス併用 | 不可 |
月額リース料 | 33,110円~ |
リース料金に含まれるもの | 車両本体・環境性能割・重量税・自賠責 自動車税・車検・法定点検・任意保険 |
問い合わせ | 電話(10:00~19:00 年末年始除く) 公式HP問い合わせフォーム zoom チャット メール |
公式HP | KINTO |
KINTO『解約金フリープラン』の詳細情報
では詳しく見ていきましょう。
①いつでも解約できる
『解約金フリープラン』最大の特徴は何といっても「いつでも解約できる」こと。
- 子供の成長に合わせて
- 免許返納するタイミングで
- 転勤が決まって車が不要になって
など、ご自身のライフスタイルの変化でリースの必要がなくなったタイミングで解約できます。
一般的にカーリースは途中解約ができないから、こういうサービスもありがたいね
②申込金が必要
『解約金フリープラン』ではリース料金の5か月分程度の申込金が必要となります。
これは『初期費用フリープラン』や他のカーリースとの大きな違いですね。
なお、申込金の支払いはクレジットカードのみとなりますので、ご注意ください。
カーリースが途中で解約ができない理由は「決められた契約期間を守ることを前提に価格設定されているから」なんだ
「じゃあ、結果的は高くなっちゃうの?」と思われるかもしれませんので、簡単に見積もりを取ってみました。
【ヤリスX 1.0ℓ 3年】での見積もり比較
解約金 フリープラン | 初期費用 フリープラン | |
初期費用(申込金) | 188,430円 | 0円 |
月額リース料 | 33,770円 | 37,950円 |
任意保険・税金など | リース料に 含まれる | リース料に 含まれる |
見積もりの結果、初期費用は188,430円かかりますが、月額のリース料は解約金フリープランのほうが安くなっています。
◆月額リース料の差:37,950円 – 33,770円 = 4,180円
これを3年で考えると、
◆3年間トータルでの月額リース料の差:4,180円×36か月 = 150,480円
月額リース料は『解約金フリープラン』のほうが15万円ほどお安くなります。
ただ、初期費用が掛かっていますので、トータルの差額は、
◆3年間トータルでの支払金額の差:188,430 – 150,480円 =37,950円
となります。これを月々に直すと
◆月々の支払金額の差:37,950円 ÷ 36か月 = 約1,054円!
『解約金フリープラン』は、1,054円/月を追加で支払うことで申し込めるとも言えます。
1,000円ちょっとでいつでも解約できるなら「アリ」かもねー
③税金・任意保険・メンテナンスはリース料金に含まれる
『解約金フリープラン』も税金、任意保険、メンテナンスの費用は『初期費用フリープラン』と同じようにリース料に含まれてまいます。
④再契約の場合、リース料金が安くなる(ただし申込金は必要)
『解約金フリープラン』の契約は基本的に3年ですが、2年間の契約期間の延長を2回まで実施できます。
1回目の延長(3年~5年)では月額リース料が0~3年の金額と比べ、約15%安くなり、
さらに2回目の延長では月額リース料が0~3年の金額と比べ、約30%安くなります。
ただし、契約延長の際には再度申込金が必要です。
では、先ほどと同じようにどの程度の金額かを計算してみることにしましょう。
【ヤリスクロスG 1.5ℓ 5年】での見積もり比較
解約金 フリープラン | 初期費用 フリープラン | |
初期費用(申込金) | 222,750円 | 0円 |
延長時申込金 | 119,000円 | 0円 |
月額リース料(0~3年) | 39,600円 | 41,250円 |
月額リース料(3~5年) | 34,000円 | 41,250円 |
任意保険・税金など | リース料に 含まれる | リース料に 含まれる |
まず、それぞれ5年間でいくら支払うことになるかを計算します。
◆『初期費用フリープラン』:41,250円 × 60か月 = 2,475,000円
◆『解約金フリープラン』申込金:222,750円 + 119,000円 = 341,750円・・・①
『解約金フリープラン』リース料(0~3年):39,600円 × 36か月 = 1,425,600円・・・②
『解約金フリープラン』リース料(3~5年):34,000円 × 24か月 = 816,000円・・・③
合計(①+②+③)= 2,583,350円
となり、差額は、
◆5年間トータルでの支払金額の差:2,583,350円 – 2,475,000円 = 108,350円
となります。月々に直すと、
◆月々の支払金額の差:108,350円 ÷ 60か月 = 1,806円
となりました。
申込金を払うことを許容できれば、『解約金フリープラン』もいいかも。
⑤解約の際の注意点
『解約金フリープラン』の解約手続きには約2か月かかります。
KINTO側での事務手続きの時間となりますのでご注意ください。
例えば、12月中に解約したい場合は10月中に解約の連絡をする必要があります。
解約したいのが12/1でも12/31でも、10/31までに連絡しなければいけないということです。
解約の連絡を忘れて1か月分のリース料を余計に払うなんてことがないようにね
KINTO『解約金フリープラン』が向いている人、いない人
上記、『解約金フリープラン』の特徴を踏まえ、向いている人はこんな方。
- 申込金を払うことを許容できる人
- ライフスタイルの変化により車が不要になるかもしれない人
- ライフスタイルの変化により車を替える必要があるかもしれない人
逆に向いていない人はこんな人。
- 初期費用は払いたくない人
- トータルを支払いは少しでも安いほうがいい人
- クレジットカードを持っていない、持ちたくない人
KINTO『解約金フリープラン』のまとめ
では簡単にまとめます。
『解約金フリープラン』はその名の通り、契約期間内のいつでも解約できるプランです。
契約時には申込金がリース料の5か月分程度必要ですが、月々のリース料金は『初期費用フリープラン』に比べ安くなります。
いつでも解約できますので、免許の返納を考えている人や子供が生まれたら大きな車に替えたい人などに大きなメリットのあるプランといえるでしょう。
当てはまる方はぜひ検討してみて下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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